行政書士資格の取得後

 

行政書士事務所を開業する人

行政書士の場合、開業当初は、ほとんどの人が業務未経験者である。
行政書士事務所の補助者をした後で開業するという人は、極めて少数派だ。

業務については、行政書士会の研修を受けることで、基本的な事項は習得ができるであろうが、本当の業務能力は、研修だけではついてくるものではない。

行政書士業務の実力をつけるには、実際の仕事を少しずつこなしながら、徐々に能力アップしていくのが、結局は一番早いと思われる。

また、業務の習得には、先輩行政書士の話を色々と聞いてみるのも効果的だろう。
行政書士会の会合などで、頼りにできる先輩行政書士と懇意になっておくと良いと思われる。

すぐに行政書士登録をしない人

試験に合格しても、すぐに行政書士登録をしない人も多いと思う。
しかし行政書士資格は一生のものだから、いつでも登録して開業することができる。

実際に行政書士資格を使うのは、何年後でも何十年後でも自由であるが、その時のために、行政書士試験勉強で培った知識を、いつでも使えるように整備しておくことが大切である。

人間の知識は放っておくとやがて消えていくし、消えないまでも試験直後のシャープさを失って輪郭がぼんやりとしてくるものだ。

だから、法律関係の雑誌を購読してみたり、インターネットの優良サイトを探して定期的にアクセスしたり、あるいは関連資格にチャレンジしたりして、知識の維持向上を図ることが大事である。

また「相続」「契約書」といった特定の行政書士業務に興味がある人は、そうしたことを自分で掘り下げていっても良い。

知識の維持が重要

すぐに開業する人もしない人も同じことだが、法律は改正されるものだし、制度も時間が経てば改廃していく。

行政書士資格は一生のものだが、覚えた知識は一生のものではないのだ。
行政書士試験に合格したからといって、油断して何年も遊んでいれば、あっという間に知識の浦島太郎になってしまう。

せっかく国家資格を取得したのに、その知識が錆びついてしまっていては、資格を持っている意味がない。

だから行政書士登録の有無に関わらず、「使える知識」を維持していくことが大切だと思われる。